ECに“物語”を足すと回遊が伸びる理由
なぜ、体験コンテンツが必要なのでしょうか?
それは、お客様が求めているのが「モノ」ではなく「理想の未来(ベネフィット)」だからです。
スペック表を見ても、ワクワクしません。
しかし、「この椅子があれば、休日に極上の読書時間が過ごせる」という物語(体験)が見えれば、滞在時間は伸び、感情が動きます。
これが「ファン化」の入り口です。
2026年2月25日
読み取り時間: 約8分

💡 この記事で得られること
- 「モノ売り」から「体験売り」へ転換するメリット
- 診断コンテンツ・シミュレーターの具体的な設計例
- 小さく始めて効果を測定する方法
「価格競争に疲れてしまった」
「広告をやめると売上が止まってしまう」
もし、あなたのECサイトが「安さ」や「機能」だけで戦っているなら、それはいつか限界が来ます。
Amazonや大手モールと同じ土俵で戦い続けるのは消耗戦だからです。
独自のポジションを築き、長く愛されるブランドになるために必要なもの。
それが、「体験コンテンツ(ストーリー)」です。
今回は、買い物がなくても“つい見に来てしまう”、そんな「遊べる・学べるECサイト」への進化についてお話しします。
なぜ、体験コンテンツが必要なのでしょうか?
それは、お客様が求めているのが「モノ」ではなく「理想の未来(ベネフィット)」だからです。
スペック表を見ても、ワクワクしません。
しかし、「この椅子があれば、休日に極上の読書時間が過ごせる」という物語(体験)が見えれば、滞在時間は伸び、感情が動きます。
これが「ファン化」の入り口です。
では、具体的にどんなコンテンツを作ればよいのでしょうか。
「あなたに合う枕はどれ?快眠診断」「肌タイプ別スキンケア診断」
簡単な質問に答えるだけで、自分にぴったりの商品を提案してくれる仕組みです。
【簡易診断のフロー案】
作り込みすぎる必要はありません。3問程度で十分です。以下のような流れをイメージしてください。
Q1. あなたの今の悩みは?
[ 顔色が悪い ] [ 乾燥する ] [ テカリが気になる ]
↓
Q2. 普段のケアにかける時間は?
[ 30秒以内 ] [ 3分くらい ] [ じっくり ]
↓
Q3. 好みのテクスチャは?
[ さっぱり ] [ しっとり ]
↓
🎉 結果発表
「忙しいけど乾燥も防ぎたいあなたには、オールインワンジェルがおすすめ!」
→ [商品ページを見る]
このように、ゲーム感覚で「自分に合うものがわかった」という納得感を作ることがコンバージョンに直結します。
カーテンや家具などで、「部屋の写真に商品を合成できる」機能や、サイズ比較ツール。
「買ってみて失敗したくない」という不安を、オンライン上で解消する強力な武器になります。
「開発秘話」「生産者の顔」「スタッフの愛用コラム」。
商品が生まれるまでの背景や、作り手の想いを伝えることで、「この人たちから買いたい」という指名買いを生み出します。
体験コンテンツを作るときに気をつけるべきは、「重くしない」ことです。
コンテンツだけ楽しんで終わり、ではWebメディアと同じです。
あくまで「購入の後押し」として機能させましょう。
読み物記事の末尾にも、必ず関連商品を置きましょう。
「この記事で紹介したアイテムはこちら」と置くだけで、読み終わって熱量が高まったお客様を逃さずキャッチできます。
体験コンテンツがどれほどの効果を生むのか、公開されている調査・事例データをまとめました。
💡 ポイント: 診断コンテンツの最大の価値は、お客様に「自分で選んだ」という納得感を与えられることです。「勧められた」ではなく「自分で見つけた」と感じることで、ブランドへの愛着とリピート率が向上します。
体験コンテンツの効果は、すぐに売上には出ないこともあります。
しかし、以下のような変化が現れます。
いきなりシステム開発をする必要はありません。
まずは「特集ページ(LP)」を1枚作ることから始めましょう。
「スタッフが本気で選んだ、母の日ギフト特集」
「〇〇の選び方ガイド」
これらをテキストと簡単なレイアウトで作り、トップページからリンクで飛ばす。
これだけでも立派な「体験コンテンツ」です。
スペックだけの自販機サイトから、温かみのあるお店へ。まずは1ページ、物語を足してみませんか?

お気軽にお問い合わせください